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急性硬膜下血腫

大好きだからこそ、法が許すならこの手で母を殺したい : 急性硬膜下血腫、手術後126日目の後遺症

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回復の見込みのない母

リハビリ病院に入院している母の面会に行って来た。

母は閉鎖病棟に移されており、数日前に院内感染があった事から、扉を挟んで2分間だけの面会となった。

直接触れる事も許されず、2m先で車椅子に座っている母は以前のような生気もなく、ただ「生かされているだけ」のように感じ、僕は『これが壊れた人間の末路か…』と思ってしまった。

今後も母の記憶や症状が改善する見込みはなく、死ぬまで介護問題がつきまとう。

僕に無償の愛を注いでくれた母はもうこの世にいない。

母が作ってくれたおにぎりも玉子焼きも、もう僕の記憶の中にしか存在しない。

今年の1月22日、お酒さえ飲まなければ母は今もまだ「僕の愛する母」でいてくれたはずだ。

あの日、母の飲酒を止められなかった事が本当に悔やまれる。

僕がもっと努力して何倍も稼いでいれば、両親を東京に呼んで生活していたかもしれない。そしたら、今回のような不幸は避けられたかもしれない。

壊れてしまった母。
今の母は生きていて楽しいのだろうか?

食べたい物も食べられず、タバコも吸えず、好きだったお酒も飲めず。

法が許してくれるなら、最期に好きなお酒を好きなだけ飲ませてあげて、この手で母を殺してしまいたい。



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